2012年5月4日金曜日

決戦用ホイール

今日も走れなかった。くそう・・・まぁしゃあない。相変わらずローラー台です。メカの話題を最近書いてなかったので今日はメカの話題。ロードバイク乗りならひとつは欲しい決戦用ホイールの話題です。
ところで決戦用ホイールとはなんでしょう?なんとなく使われる言葉ですがちょっとこれは語弊があるかも、一般的に使われる場合は決戦用ホイールと言っておきながら本当に決戦用じゃなかったり。ただのハイエンドホイールだったりします。本当の決戦用ホイールになるとレース以外ではほとんど使う気が起きないようなホイールだと思います。まぁBORAとかを普段使いする人もいますが。今日は普段使いもできるハイエンドホイールと本当の決戦用ホイールの2つを書こうと思います。
まず、普段使いもできるハイエンドホイール。まずハイエンドホイールとはどういったものでしょう?個人的な意見を言うと大体、定価で10万以上のホイールがそれに当たると思います。そこらへんのホイールとなると完成車についてくるホイールやミドルグレードのホイールと比較するとかなり性能が良いです。この価格くらいになるとどういったホイールが変えるかというと、大手メーカーのトップグレードアルミホイール(もしくはアルミとカーボンのコンポジット)が購入できます。有名どころを上げると

シマノ WH-7900-C24 TL ¥96,705
フルクラム レーシング0 クリンチャー¥142,800
マビック キシリウムSL ¥126000

となるますかね。全部定価です。ここらへんのモデルになると実際はレースでも十分に使えるだけの性能があります。特にシマノのC24 TLなんかはアルミとカーボンのコンポジットモデルですが、ブレーキ面がアルミなためブレーキングが安定し、グランツールを走るようなプロでも雨の日はブレーキ性能を確保するため選ぶことがあるそうです。レーシングゼロの赤のモデルはそのド派手なルックスから見た目もかなりいいです。キシリウムSLはもう何年も売れ続けてる定番のアルミハイエンドホイールです。最近はアルミとカーボンのコンポジットや安いフルカーボンも出てきましたから少し影が薄くなってますが、まだまだイけます。これらのホイールは比較的癖が少なく、万能に使えます。私はここにはないのですが、WH-7801-SLというシマノが出していたアルミハイエンドホイールを使っていたことがありますが素晴らしい性能でした。普段使いのWH-561というホイールから交換しただけで11kmのヒルクライムコースでタイムが一気に一分半短縮したくらいです。
ここらへんの価格のモデルが出せる金額のラインになってくると思います。これくらいなら貯金すればなんとか・・・というラインでしょう。上の価格は定価なので実売はもう少し安くなりますし。また
それぞれのインプレなんかはCBN http://cbnanashi.net/cycle/index.php
を参考にしてください。 ちなみにどうしても出せない人にはこれらのモデルには一つ下の廉価版があり、細かなところを除けば十分な性能がありますシマノはWH-RS80-C24、フルクラムはレーシング1、マビックはキシリウムエリートです。これらの実売価格になるとぐっと価格も下がりますし家族がいる方も同意が得られ易い価格になると思います。

次は本当の決戦用ホール。ここらへんになると定価20万以上がざらになって、フルカーボンが当たり前になってきます。そしてディープリムホイール等も登場していきます。 ここらへんのホイールになってくると難しいのが万能選手ではなく割と特化した性能をもつホイールが出てくるので自分のスタイルや脚質と相談する必要があります。(もちろん万能なモデルもあります)ざっくり言うと平地向けか、山岳向けか。ただ平地向けが全く山岳がダメというわけでも、山岳向けが全く平地がダメというわけでもありません。なんたって決戦用ホイールですからどちらもかなりの性能があり、その性能はハイエンドホイールに勝るとも劣らずというレベルです。ただ、その中でも特に優れた部分があるので、その一番美味しいところをいただくために選ぶ必要があるということです。特に競技レベルで使うのですから重要です。
この価格帯はモデルを上げておすすめするのが難しく、私も試乗くらいしかしたことがないので割愛しますが、リムの高さで大体分けることができます。リムの高さが30ミリ以下が山岳、38ミリ以下が万能と山岳、50ミリ以下が平地と万能、それ以上が平地向けという具合です。
ただ、中には反則的なホイールもあって平地も山岳もどちらの性能も、他の特化したホイールレベルの性能をもってるホイールというのがあります。有名なのがLightweight社のホイールです。プロが契約違反を冒してまで勝ちたいレースでは使うホイールです。ただし、これらは前後セットで70万くらいして、更には徹底的な軽量化のためメンテナンスに必要な機能が排除されていて実質的に使い捨てだったり、ちょっとした段差に突っ込むと壊れたりとかなりデリケートなのでまず私たちが使うことはないでしょう。夢のホイールです。気になる方はどうぞ↓
 http://www.intermax.co.jp/products/lightweight/

とまぁこんな感じです。私は後者の決戦用ホイールを買うつもりですが結構悩んでます。私はクライマーで、勝ちたいレースもヒルクライムなのでリムの高さの低いフルカーボンが欲しいのですがシマノが出してないんですよね。シマノは35ミリのWH-7900-C35 TUが最軽量モデルになってます。前はWH-7850-C24 TUというモデルがあったのですが今はないみたいです。7900もC24 TUがあれば間違いなくそれにするのですが、シマノさんまた作りませんか?
で、他のメーカーで探すと価格がかなり高くなってしまいます。そこで最近考えてるのは台湾生産のマイナーメーカーのカーボンリムと有名メーカーのハブ、スポークを合わせた手組みホイールです。
リムは24ミリのフルカーボンチューブラーにハブはDT Swiss 240S、スポークはSAPIMのCX-RAYを使って、私は体重が軽いのでフロント16のラジアル、リアは16の1クロスの特殊組にすると1000gを切るくらいの超軽量ホイールが11万くらいでできます。もちろんいろいろと懸念はありますが、リム以外は一級品でリムも比較的安く交換ができるのでメーカーの保証がなくても修理が楽です。また意外と見た目も良くなります。
上がリア、下がフロントです。意外と完組っぽくなります。
組む場合は特殊な組み方なのでほぼ自分で組むことになりますが、それも楽しみと考えるなら悪くないです。性能がどうなるのかわからないというのも不安ですが。もう少し考える必要がありますね。では、今日はここまで。

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