2013年4月30日火曜日

TECH CYCLE MTB展示試乗会! その②

昨日に引き続き試乗会で乗ったMTBの感想を・・・
昨日乗ったFOES ZIGZAGは少し特殊なマシンでしたが2台目は真っ当なパッケージのバイクに乗りました。
乗ったバイクはRockyMountainのVERTEX 950 RSLです!(完成車価格:  \393,750 (本体価格 \375,000))
今流行の29erです!
http://www.aandf.co.jp/superbicycle/rmb/lineup/2013/vertex_950_rsl.html
初めてのMTB試乗会なのにこんな良いものに乗れるなんて・・・




コンポはスラムで、ブレーキはAvidが付いてました。


もちろん油圧!


ホイールは交換されていてEASTON EA90XCが装備されてました。
カタログ重量は1685gと軽量です。
MTBの場合タイヤに違いがあるので単純な比較はできませんが・・・
私のロードについてるホイールより軽いです(泣)

まず26インチのハードテイルに乗って、その後29インチのハードテイルに乗って違いを味わおうと思いこれを選びました。
最近は29erの流行より、27.5インチに変化しつつありますが29erの方が先に出てきて地位を確立しただけあって今後のメインストリームになるものだと思います。
実際に走行してみて29インチの凄さを肌で感じました。

コースは26インチのZIGZAGで走ったのと同じコースで走りましたが、29インチの方が明らかに速く、楽に、そして簡単に走ることができました。
本当に凄いです。
自転車が勝手に走ってくれる感じです。
ド素人な私でも、大径ホイールのおかげか走破性が高く、外乱に強いので安定して走れます。
とにかく段差を超えるのが楽で、失速しにくく感じました。
ホイールが大きくなった影響で曲がるときの回転半径はもちろん大きくなってしまい、ハンドリングも少し、まったりしたような感じでしたがそれをネガティブに感じることはありませんでした。
そもそも安定して走れるのでハンドルも取られにくく、無理にハンドルを切って走るラインを変えたりする必要が少なくなるので全然気になりません。
下手な私にはむしろありがたいです。
また、ホイールが大径化したことで、パワーがいるし、重量も増えるし上りは辛くなるのか?
と思ったら全然そんな事は無く、むしろ楽に走れました。
29erの方がホイールが大きく、当然タイヤも大きくなるのでタイヤの接地面積が増えるからでしょうか?
とにかくトラクションが稼ぎやすい!
走破性の高さも相まって落ち着いて回せばすいすい上っていきます。

ただ、1つ気になることと言えばブレーキでした。
昨日も書いたと思いますが、Avidのこのブレーキはかなり立ち上がりが急でストッピングパワーが強く、私にはコントロールし辛いと感じました。
私としてはZIGZAGについてたシマノのブレーキの方が良かったです。
初心者なのでブレーキを強く握りがちだから・・・というのもあるかもしれませんが、間違いなく好みのフィーリングだったのはシマノです。
このAvidでは強すぎて時々タイヤがロックしてしまいました。
低速時にロックさせてしまうと一気にバランスを失いかねないのでちょっと怖かったです。

他にネガティブに感じたことといえば・・・
足着きですね。
初心者なので走ってる途中に足を着いてしまうことも多いのですが、29erだとフレームも大きくなってしまうので足を着こうとするとトップチューブを跨ぐことが難しかったです。
私が低身長だということもありますが、26インチでは大丈夫だったので少し気になりました。
フレームサイズをきちんと選べば問題ありません。
ここは購入する場合は注意した方が良さそうです。
ロードなら、足を着かなきゃいけないシーンがほとんど無いのでスタンドオーバーハイトを私は全く気にしないのですが、MTBはそうもいかない・・・
もうちょっと身長が高くて足が長ければ困らないのに・・・

さて、2台の26インチと29インチのハードテイルバイクに乗ってみましたが間違いなくよかったのは29erの方です。
私がMTBにしっかり乗るなら、買うのは間違いなく29erだと思います。
それくらい走破性、性能は高く感じました。
が、それゆえに29erは買えないというジレンマに陥ってしまいました。
そもそもなぜMTBが欲しいのか?
というところに答えがあるのですが、私はMTBをロードのオフシーズンのトレーニングやライディングスキル磨くため、そして雪上走行をするために買おうと思ってます。
29erはその全てにネガティブに働いてしまう可能性があります。
まず、オフシーズンでのトレーニングやライディングスキルを磨くためには29erは走破性が高すぎて簡単に走ってしまうこと練習になりません。
乗りこなすのが難しい26インチのスタンダードなバイクの方が練習やスキルを磨くのには良いようです。
また、最後の雪上走行という点においても悪影響がある可能性があります。
私は当初、29erの方が走破性が高く、設置面積も増えるので雪上走行に向いてると考えていました。
しかし、TECHさんに相談したところ必ずしもそうとは言えないそうです。
29erは確かに私の考えてるような利点はあるのですが、ホイールが大きいことからタイヤに雪が引っ付いてしまうようなコンディションの場合は、26インチより重量の増加が増えてしまいます。
ホイール外周部の重量増がどれだけの悪影響を及ぼすかは自転車乗りのみならず、自動車やモーターバイクを趣味にしてる方にも分かるかと思います。
これはロードバイクにばかり乗ってる私はまったく想像してませんでした。
ロードバイクの場合、性能の評価基準に走行中の変化はあまりありませんから。
あると言ってもせいぜい「後半で脚に来るので~」とかそういう雑誌的なことくらいです。
間違っても走行中に重量が増えて性能が低下するなんてことはありません。
また、これは失念してましたがスパイクタイヤを装着する場合は29erはまだ新しいので少し種類が
少なくなってしまいます。
それらのことから総合的に見ると26インチの方が良さそうです。
それ以外にも雪上走行のみについて考えた場合SurlyのPugsleyというファットバイクを考えたりしてましたがあれはやはり色々ぶっ飛びすぎてるので、練習などでも使うことを考えるとやはり止めといた方が良さそうです。
2台以上持つなら面白いだろうからオススメだと思います。

初めてMTBに乗って、トレイルも走って良い経験になりました。
MTBはロードのトレーニングにもかなり役立ちそうです。(この話題はまた今度)
とにかく早く欲しいですが・・・
まずはPAXさんで決戦用ホイールを買って・・・それからシクロクロスを買ってから・・・
あれ?いつになるんだろう?

では、今日はここまで。

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