お金のことを考えなければ、自転車ほど欲望が次々湧いてくるものはない。しかし困ったことに最近では円高や個人での海外通販の利用等が広がり海外製品が大半を占める自転車パーツはかなり安く買えて、今までなら無理だと思ってたものもちょっと頑張れば手が届くくらいになっている。
というわけでカーボンディープも欲しいですね。以前、と言ってもDURA-ACEが7700時代ですがディープリムというととても重くて、元気で速く走れてるときは良いが疲れてくるとただの重りになるなんて言われてました。しかし最近ではカーボンの技術が上がり、軽量なフルカーボンのディープリムも登場してます。また、カーボンは形の成型や強度の問題からクリンチャーはあまり作れないということがありましたが最近ではそうでもありません。チューブラーリムに比べるとちょっと気を使うし、高いし、ちょっと重いけど色々出てきてます。
しかしディープリムを買うとなると悩むのがリムハイト。どのくらいからがディープというのかはそれぞれの見解があると思いますが。個人的には35mm位からと考えてます。一昔前だとディープは50mmという時代もありましたが、50mmより軽量で汎用性の優れる35mmあたりが最近は人気で各メーカーが出してます。また、あまりリムハイトが高いと乗り心地が悪くなっていく傾向があるのでそれくらいが人気なんでしょう。で、私も欲しいので色々妄想してます。しかも私の質が悪いのは「今度○○のレースに出るから」「○○というイベントがあるから」等と勝手に理由付けして正当化しようとすること。今回も「山陰キャノンボールと300kmオーバーライドを達成するため」という理由付けしてます。昔なら300kmオーバーライドも普通の練習用ホイールで難なくこなしてましたが、怪我をして以降そうもいかないというのもあります。機材に頼るなって話ですが、良い機材を使うということは『言い逃れができない』という状況に自分を置くことができ、心理的に自分でプレッシャーを与えて最大のパフォーマンスを発揮できると私は考えてます。
話がそれましたリムハイトの話でしたね。どの高さを選ぶか?という話ですが私が考えてるのは所謂中華カーボンのリムで、リムハイトの種類が20mm、24mm、38mm、50mm、60mm、88mmが有ります。20mmと24mmはディープでないので除きます。そして88mmも流石に高すぎです。TT向けなのでこれも除きます。そうなると38mm、50mm、60mmになります。それぞれのリムの重量は300g、350g、410gです。とても軽いです。重量的な話をするとどれもありだと思います。一世代前のMAVICのキシリウムSLなんかリムが430gくらいあったのに国内プロがレースで使うくらい信頼を得ていたホイールで、ヒルクライムで使う人もいたくらいです。それと比べればかなり軽い。どれも問題無いです。じゃあどれにするか?ですが個人的には50mmを考えてます。50mm位になればホイールの剛性もしっかりしてるはずだし私の好みに合いそうです。乗り心地の問題はチューブラーが解決してくれると勝手に妄想。また、やっぱりディープ使うなら50mmくらいがカッコイイ!というのも有ります。また、スポークパターンも考えものです。以前にも言いましたがホイールの空気抵抗はスポークが支配的なのでスポークを減らすことは空力的にすごく有利になります。ディープなら速度域が高くなるので尚更です。ただし、スポークを減らしすぎると剛性不足に陥ったりするのでやりすぎは禁物です。個人的にはやはり、F16R20にしたい。シマノなんかがそのパターンです。ただそれをしようとするとハブの選択肢がちょっと少ない。安いものだとTNIが安いですね。高いのならやっぱりDT Swissの240sです。選択肢を増やすならF20R24です。これはハズレも少ないと思います。多くのメーカーが採用してるパターンだし。ただ前述の通り空力的に劣るし、私の体重なら剛性不足の心配も少ないのでF16R20です。というかヒルクライム用のホイールもF16R20にしようとしてるくらいですから大丈夫でしょう。
そうなるとちょっと値段を計算してみましょう。リムは50mmチューブラー、ハブはTNI、スポークはCX‐RAYです。
リム 21800×2 = 43600円
ハブ 4804(F)+9240(R) = 14044円
スポーク 360×36 = 12960円
合計 70604円
予想重量 760 + 327 + 158.4 =1245.4g
です。うわぁ予想以上に軽くなっちゃった。とは言うもののこれ以外にあまり組み合わせはないのですが良い線ですね。重量だけ見るならF20R24でも十分でしょうがここはこの組み合わせで。値段も7万円とかなり安い。ただやはり組むとしたら自分で組まなきゃならないし、カーボンリムということでブレーキ性能も多少落ちるはずなので気をつけないといけません。が、それを上回る魅力は有ります。うーん、もし買うならやっぱりいきなり買うのは怖いから練習用に1セットホイールを組んでみないと。というかヒルクライム用のホイールもF16R20でやるつもりだからどのみち1セットは組まなければいけません。安く練習用にするならKINLINのXR‐300かXR-270あたりで20Hと32Hを仕入れられるので良いかもしれません。スポークは値段を抑えるために星のストレートかDTのチャンプあたりですれば良いでしょう。でもそうなると決戦用ホイール2本に練習用ホイールが2本になるので流石に言い訳がしにくいなぁ。まぁ決戦用はいいとしても練習用が2本も増えれば今手持ちのホイールと合わせて5セットになる。まぁ練習用は評価が終わったら弟にあげたりする手もあります。予算がついたら試したいです。
ちょっと長くなりましたが妄想は楽しいですね。では今日はここまで。
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