2012年6月29日金曜日

お金があればね・・・ 完組ホイール

お金があれば、スポークの本数とかリムの正体とか悩まずにホイールが買えるんですけどね。まぁこうやって悩むのも楽しいんですが。

今日の妄想。お金に糸目をつけないならどんな完組を買うか?です。
手組み完組に関わらず、ホイールを買う場合はどんな用途で、どんな目的で買うかが重要です。また、乗り手のスキルも重要です。私の場合は当然、競技用でヒルクライムホイールです。乗り手のスキル(というより好みとか脚質とかかな?)はクライマーで剛性重視。
で、いろいろ検討します。なお、lightweight社のホイールを上げるとその時点でもはやこの話題は終わってしまうので今回はなしにします。あ、あとReynoldsのRZRも無しの方向で、これらのホイールはもはや反則ですので。

さて、そうなるといろいろ考えましょう。ヒルクライムホイールなので軽い事は大切ですが何よりリムの軽量性が重要です。できれば1200g以下、重くても1300gくらいがいいですね。あんまり行き過ぎると剛性不足になりますがリムの重さはヒルクライムではダイレクトに影響しますので。そこから選択肢としては自動的にチューブラーリムになります。リムハイトは20mm~35mm位でしょうか? 後はスポーク、ヒルクライム用とは言ってもあんまりスポークが多いのもアレなのでF20R24くらいかそれ以下が理想的です。

でこれらの条件を考えて、今手に入るものをざっくりさがすと・・・

・SHIMANO WH-7900-C35 TU
・EASTON EC90SLX
・MAVIC R-SYS SL
・ZIPP 202
・ENVE ROAD ハブ DT240 25mm 
・FFWD ゴースト


といったところでしょうか?
・SHIMANO WH-7900-C35 TU
ご存知SHIMANOのセミディープカーボンチューブラーホイール。現行ではこれが一番軽いモデルです。前後1339gです。シマノはハブが他社に比べるとごついため重くなってますがそれを加味するとリムは結構軽いはず・・・また、これはF16R20とスポークが少なくリムも35mmあるのでエアロ性能は他よりかなり良く、また総合力があると思います。値段も16万程度で手に入るので、頑張れば買える。うーんこれでいい気もしてきた・・・

・EASTON EC90SLX
最近値下げされたEASTON商品。そのホイールラインナップで最軽量モデルがこれ。1175gとかなり軽い。F18R24とスポークを減らしつつもしっかり駆動剛性は確保しているようです。RはDSとNDS共に2クロスになってますし。値段も現在なら定価で18万程度なので前に比べればかなり手に入れやすくなってます。これくらいの値段でこんだけ軽量ならこれでもいいのか?うーん・・・

・MAVIC R-SYS SL
ホイールといえばMAVICってくらいメジャーですが、そこが数年前に開発した新ホイールR-SYS。非常に特徴的な構造を持っていて、トライコンプ構造というのを採用しています。これは、従来のホイールは細いスポークを引っ張って強度を持たせてましたが、これは逆で太い突っ張り棒のようなスポークを使って強度を持たせてます。重量は1295gで少し重いか。実はこのホイール試乗したことがあるのですが非常に気持ちよかったです。なんか乗り心地はふわふわしてるのにシャッキリしてて、すごく漕ぎ出しが軽い印象でした。ただ、懸念材料は発売当初から言われてますがその太いスポークによる空気抵抗。乗ったときはそんなに気にならなかったのですが、今回比べるホイールたちと比較するとちょっと考えものです。でも印象がすごくいいので欲しいホイール。問題は値段が高いことかな?22万もします。

・ZIPP 202
カーボン&軽量リムと言えばZIPPってくらい有名でした。今は色々なところがカーボンリムを作ってるのでちょっと影が薄くなりがちですが未だ信頼は高く、ツールなどでも使用されます。そのホイールの中で最も軽量なのが202。前後1095gです。軽いですね、リムハイトは32mmと少し高めですが、スポークがF18R24だということを考えればかなり軽い。ついでにこのリムはディンプル加工という特殊加工がされていて他社の50mmディープより空気抵抗は少ないそうです。また、剛性を確保するためにリム幅が太めに作られてます。信頼性や実績を考えると非常に欲しいホイールですが前後で23万程度してしまいます。きついなぁ。



・ENVE ROAD 1.25 ハブ DT240 
最近話題のカーボンブランドENVEです。実はこのメーカーもとはEDGEって名前だったのですが、社名が変更されてENVEになりました。EDGEだった頃は確か195gのカーボンリムとかかなり危険な感じのものを作ってました。現在は重くなってますが、その分耐久性や強度が上がってるようです。ここの最軽量リムとおなじみDT Swiss 240sを組み合わせたホイールが完組で用意されてます。まぁ実際はメーカー製の手組みなんですけど。前後で1038gとかなり軽量です。202より軽いです。ここのリムは評判がいいみたいですし、リムはかなり軽いですから欲しいんですが・・・値段が定価だと25万もしちゃいます。色々、工夫して自分で組むと20万以下になるのでそう考えるとちょっと欲しい。もしこれにするなら自分で組まずにPAX CYCLEさんとかにお願いして組んでもらいたいですね。
 
・FFWD ゴースト 
最後、実はまだ発売されてないホイールですが発表された写真をみて心奪われたので書きます。最近活躍中のオランダのホイールメーカーFFWD。まずは写真をどうぞ

もう、やばい感じがします。ペアードスポーク&コリマっぽい感じです。恐ろしいことにカーボンスポークなんですよこれ!しかも今までのカーボンスポーク採用のホイールは振れ取りとかの調整や交換は難しかったのですが、チタンインサートが入ってて可能になってます。F12R12と超少スポーク!何より重量も1090gと超軽量。見た目よし!カタログスペックよし!ただしお値段32万円ドーン!って感じです。欲しいけどねぇ。これに関しては情報がないからなんとも言えませんが見た目だけども欲しいです。lightweightのヴァントゥーより見た目では軽そうですし、いかにもヒルクライム決戦用って感じです。Wiggleとかから輸入すれば安いだろうけどこのクラスのホイールを流石に個人輸入して使うのはちょっと気が引けます。欲しいんだけどね・・・


とまぁ完組ならこんな感じでしょう。いずれも今検討中のホイールの2倍以上の値段になります。うーん・・・信頼性はあるんだけどね。悩みます。では今日はここまで。

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