まだ身体が痛いです。遅れた分の記事はぼちぼち書きます。6月2日に鳥取大学サイクリング部の大山OPに参加してきました。今年は鳥大以外に島根大学、山口大学、鳥取環境大学のサイクリング部が参加しました。大山OPは毎年、大山の山開きに合わせて行われる鳥取大学サイクリング部のイベントです。鳥台の現役(1~3年)は鳥取から大山の麓まで走ってから大山をヒルクライムします。特に一年生は団体装備を持たされるのでかなりの荷物をもって走ることになりますので過酷です。しかし上級生や他大学、OBはそうでもないのでヒルクライムレースになります。鳥大の現役は全員ツアー用バイクですが、他大学と特にOBはかなりの高確率でロードです。他大学は現役でもロードバイクだったりするので油断できません。
今回は怪我をしてから初のレースだったのであまり結果は期待してませんでした。というか自分の実力も、怪我をしてしまって自分の体の状況が把握できなくなってるし、周りに一緒に走る人がいないから分かりませんでした。ですが、手を抜くつもりは全くなかったので今まで以上に周到に準備しました。
今回は鳥取環境大学のサイクリング同好会に入った弟も参加するので、前日に鳥取に行き、当日は大山まで車で行きました。前日から食事に気をつけ、油物をさけて消化の良いものを、当日は朝食をきちんと食べて、レースは午後3時開始だったのでお昼ご飯とそれまでに食べるゼリーやサプリメントもかなり気をつけました。どのサプリやゼリー等を何時に食べるか、またアップをするためにローラー台も持ち込み、ハートレートモニターできちんと心拍を上げて身体を温めました。ハンガーノック、カロリー不足対策にスタート30分前にモンスターエナジーも導入。コースも予め試走しておき、ルートラボ等を使ってコースプロフィールを確認。メカニック面でも、タイヤはヒルクライム用の超軽量タイヤや軽量チューブ、空気圧の設定、前日にチェーンクリーナーを使用してしっかりチェーンを洗浄、オイルも少し軽めのオイルにして極力、抵抗を減らしました。
自分としてはかなり念入りに準備をしてレースに臨みました。レース直前にはハートレートモニターが反応しなくなる等のトラブルもありました(どうも集合場所あたりに謎の電波がとんでいるようでほかの人のハートレートモニターも反応しなくなってました。混信ではないです。)がスタート地点ではそれも解消。私はOB、現役組なので1年女子のスタートから15分後にスタートしました。最初から記録を狙わない人たちは置いといて、スタート直後はまず一気に加速して前に出ます。それで今年、どの人が狙ってるかはだいたいわかります。それなりの人数はいましたが500mくらいでかなりの人数が脱落。ロードは3人になりました。その中でも特に速かったのが山口から参加のロードの方でした。しかもキャノンデールのCAAD10に乗ってました。アンカーのRA6に乗ってる身としてはアルミバイク乗りとして負けれません。しかし、その人のペースはかなり速く、私の心拍強度は95%になりました。
「これはいけない。ついていってはいけない。きちんとペースを維持してここは我慢だ。どうせ相手はオーバーペースなだけ。後で落ちてくる。焦るな・・・」
そう自分に言い聞かせてペースを落としました。じわじわと私は後退していきます。先にスタートした女子や1年生を次々に抜きますが、徐々にCAAD10からは離されていきます。その時、昔に参加したレースでlightweightのホイールを持ち出してきたOBさんが参加してきて、本気で1位を狙ってたのに途中からじわじわ離され、どうせ後で落ちてくると考えてたのに大逃げ決められて負けたトラウマが蘇りましたが必死に耐えてました。
が、さらにトラブル。3.2kmの地点でサイクルコンピューターが反応しなくなりました。センサーがずれてマグネットに反応しなくなったからです。そのせいで残りの距離が分かりません。CAAD10とはかなり差が開いてます。流石に焦りました。ハートレートモニターはなんとか反応してくれてますし、スタートからのラップタイムも計れてます。そして幸いにもサイクルコンピューターはスピードが死んでDstがわからなくなりましたが何とかケイデンスは計れてます。ケイデンスとギア比からだいたいの速度をイメージし、試走を繰り返したコースなので残りの距離を予想しました。本当はゴール近くで追いついてそのままアタックするつもりでしたが、予定変更。流石にサイクルコンピューターがやられてる状況でそれはできないのでペースを上げて早めに追いつくことにしました。ハートレートモニターを見ると心拍強度は96%でしたが残りの予想からこれなら耐え切れると考え、踏み続けました。最初の想定は正しく、CAAD10の方はオーバーペースで徐々にスピードを落とし、残り1km辺りの地点で何とか掴まえました。しかし、私も若干動揺しながら上ってきたので付け入る隙を与えるのはいけません。なので抜き去るときにわざとシフトアップしてダンシングでペースを上げて抜き去りました。その後もしばらくはそのペースのままで走り、相手が諦めてくれそうなくらいの距離を離しました。コースを見るとかなりゴールに近くなってきました。後ろを見るとCAAD10は頭を下に向けてました。その時に勝利は確信しましたが、同時にやはり想定外の走りをしてきたので体力も残ってないことに気づきます。とは言うもののゴールは目の前、何とか失速しないようひたすらシフトアップしてダンシングして加速、スピードに乗ったら後はひたすらシッティングで無心に回し続けます。結果として2位だったCAAD10の方とは30秒差でゴールできました。目標のタイムも30秒上回る好走になりました。正直、この結果は予想していませんでしたがかなり嬉しかったです。ゴール後は一息ついた後、最後尾を走る一年生を励ますためにもう一度、坂を下って後ろに行き1年生を励ましながらもう一度ゴールしました。
予想以上の好走ができて1位になったわけですが課題もかなり見えてきました。まずハートレートモニターの設定。私はハートレートモニターの表示は心拍数を表示するのではなく心拍強度(運動強度)を表示する設定にしています。なので安静時心拍数と最大心拍数を予め入力しておくのですがこれの数値は簡易計算式から出したものを使ってました。多分ですが、それで導き出した数値より私の最大心拍数は高めだと思います。また安静時心拍数も測りなおしたほうが良さそうです。運動している時の辛さと心拍強度を比較するとずれがあるような感じがしてます。でないとペースを上げ続けてオーバーペース気味になったのにゴール後でも割と回復が早かったのが説明つきません。また、筋力にも問題があるようです。脚の筋肉はかなりいい感じになっては来ています。背中も多少は筋肉がついてきたので多少、背骨の痛みも少なくなりました。ただ、腰と腹筋が足りません。腰はまだ、ちょっと鍛えれば追いつくかな?という感じでしたが腹筋は完全にダメです。私が尊敬する先輩の言葉に「ヒルクライムは腹で上るんだ!」という言葉がありましたがそれを痛感しました。2km位の地点で既に腹筋が悲鳴を上げてました。ダンシングの時に自分の脚力に耐え切れてないようでした。前は腕とかに来ることが多かったのですがここまではっきりと腹筋の不足を感じたのは初めてです。推測すると、私は怪我をして以降、背骨に金具が入ってるのであまり腹筋ができませんので鍛えるのが不足したのでしょう。ただ、今は多少、痛みがましになりましたし、自転車に必要なのは下部腹筋なので脚を上下する腹筋なら何とかできます。なので今後、しっかり鍛えようと思います。またシッティングのペダリングもローラー台ばかり乗ってたので汚くなってるようです。ちゃんと外を走ります。後は背中が上手く曲がらない&あまり背骨に負担がかけれないのが原因でダンシングがかなり汚くなってますが、これはすぐに解決は無理でしょう。完全に解決するには再手術後になると思います。とは言うもののほっとくわけにはいかないので今の状態でもうまくダンシングができる方法を考えてみます。見つかるかは分かりませんが。
そんな感じで課題山積ですが、一つ一つ解消していこうと思います。次のレースは飯南ヒルクライム!CBNで知り合った方や大学生も来るようなので負けてられません。頑張ります!今日はまだ疲れが抜けきってない&あれこれ応援してくださった方へ報告があるので書かなかった日分のブログは書けません。明日以降は1日2記事投稿してきます。では、今日はここまで。
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