今日は個人TT。プロローグ優勝のカンチェラーラに期待がかかるステージでしたが予想外の自体が置きました。調子の良さそうなカンチェラーラは優勝を逃してしまいました。更にエヴァンスは予想外に調子が悪く、タイムを失ってしまいました。そしてヴィギンスが非常に力強い走りでツール初優勝、2位もチームメイトのフルームが入りました。エヴァンスに対して結局1:53のアドバンテージを獲得。エヴァンスの2連覇は赤信号とまではいきませんがかなり怪しくなりました。明日は休養日ですが、その後から上級山岳が始まります。エヴァンスはどう動くのか?山岳でのワンチャンにかけて飛び出すのか?ヴィギンスは冷静なままペースを崩さずいけるのか?かなりタイム差ができてしまいましたがまだ分かりません。目が離せません。
さて、今日は昨日書くと言ってた体格と脚質の関係です。
脚質を知るのは難しいと書きました。一人で走っていても比較することができず、またある程度は乗り込んでいないと特徴が現れてきません。ですが、脚質・・・というか正確には体格と筋肉量の関係なのですが、体格等である程度脚質、どこが得意になりやすいか不得意になりやすいか分かります。とは言ってもこれは参考程度にしてください。これから推測して実際に走ってみてどうか調べるのに活用してください。
一般的に、身長が低く、体重が軽い人はヒルクライマーになりやすいです。身長が高くても、身長の割りに体重が軽ければ上りが得意になりやすいです。上りでは特に体重が影響してきて、多少筋肉がなくとも、体重が軽い分らくができて、体重や体格の影響が少ない心肺機能を活用することで上りが得意になります。ただし、体重が軽いと向かい風に弱くなり、また脂肪も少ないので長距離を乗るときは後半スタミナ切れになりやすいです。
これが体重が少し着くと後半スタミナ切れが少なくなりますが純粋なクライム能力は少し下がります。この増やした体重分で筋肉と脂肪をつけるとパンチャーやルーラー向けになります。先ほども言いましたが体格と心肺機能はあまり関係がないのでこの2つは自分が走ってて強化したい方、好きな方を選べば良いと思います。身体の軽さを活かしてパンチャー、身体が小さく空気抵抗が少ない事を活かしてルーラーとなります。どっちも選べない場合はオールラウンダーに近くなります。
また、高身長で、体重が重い人はスプリンター向きです。スプリントは筋肉量がものをいいます。どれだけの出力を出せるかというのは筋肉量と密接に関係してくるので筋肉もりもりになれば体重が重くても問題ありません。ただし体重が重い分は上りが極端に苦手になってきます。楽をしたい場合は体重を落としますがそうするとやはりスプリント能力は下がり、パンチャーに近くなります。
一方、高身長だろうが低身長だろうが、良くも悪くも標準的な体重の場合はオールラウンダー向きです。ただし、これは筋肉をきちんとつけていて、体格に対して筋肉量も脂肪率も標準、もしくは筋肉量は少し多く、脂肪率は少し低くなければなりません。トレーニングしていなくて標準的な体格だからオールラウンダーと決めるのは無しです。そう言った意味でオールラウンダーは一番見分けにくいです。
ざっくりこんな感じです。またほかの要素を言うなら性格とかもありますが、身体に限って言うならこんな感じです。とりあえずこれから、自分の体格はどんなんで脚質はどれの可能性があるか探ってください。また、この体重や体格の関係等を参考にすることで、今から自分の鍛えたい能力を伸ばす場合はどんな体重、筋肉量にしていけばいいのかわかりますから、その目標の体型にするようにして活用できます。脚質がわかるとトレーニングに目標ができますし、自分のバイクのセッティングやパーツアセンブルも色々考察できるようになります。是非、知っておいたほうがいいので参考にしてみてください。では、今日はここまで。
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