2012年7月11日水曜日

今日はツールはお休み ホイールのメモ書き的なもの

今日はツールは休養日です。なのでレースはありません。各選手はこれまでの疲れを癒してます。明日からまたレースですが、本格的な山岳が始まるのでこれまで以上にきつくなるでしょう。

さて、今日は私がホイールの重量を計算している時に使っているメモ書き的なものを載せます。
ホイールの重量を計算するとき厄介なのはスポークです。これがなかなか重量が求めにくいんです。種類によって重さが違うのはもちろんですが、長さによっても違ってきます。なので、一般的に公表されてる重さから1本あたりの重さを推定して私は計算してます。参考にしているのはタキザワさんのカタログです。これに64本264mmでの重量が載ってます。ここから計算します。良く私が使うスポークだけですがこんな感じです。

DT チャンピオン 1.8 4.2g/本 264mm
DT チャンピオン 2.0 6.9g/本 264mm
DT コンペティション 2.0×1.8  5.1g/本 264mm
SAPIM CX-RAY  4.4g/本 262mm

あくまで参考にどうぞ。しかしこうやってみるとスポークの重量は馬鹿になりません。もちろん減らすと耐久性とか剛性とか犠牲になるのでうかつに減らせませんが、減らすと結構重量は削れます。ついでに空気抵抗も少なくなり、値段も下がります。空力と重量の両方で優れてるのはやはりCX-RAYですが、DTのチャンピオン1.8も軽量性だけ見れば優秀です。お値段も安いですし、安価に軽量ホイールがつくれます。あくまで推定重量なのですが、DTチャンピオンを使ってF16R24の構成で安価なホイールを作るとこんな感じに

スポーク  DT チャンピオン1.8 40本 168g
ハブ SHIMANO HB-4600&FH‐4600 149+356 = 505g
リム KINLIN XR-240 32H  460×2 = 920g

合計 1593g

とこんな感じです。この構成だと1万ちょっとで作れます。重量だけ見るならアルテグラのホイールより軽いです。リムがちょっと重たいのを使ってますからこれをもう少し軽いものにしたりチューブラーにしたりすれば1500g以下にもできます。それでも2万以下でできます。ただ、このホイールは無理して軽くしてますから体重がある人が使うと『持って軽く、走って重い』ホイールになるかもしれません。とは言うもののそこまで珍しい構成ではないので大丈夫だと思います。体重がある人はスポークを2.0にしたりすると改善すると思いますし。
手組みホイールは自分で構成を考えられるので楽しいです。いろいろと難しい面もありますが知識を深めるのには非常に良い勉強材料なので挑戦すると良いと思います。では、今日はここまで。

0 件のコメント:

コメントを投稿