今日の練習は無しにしました。やっぱり少し膝が痛いです。痛みは弱いのですが心配です。とりあえずサポーター買ってみました。本当は膝の痛みが出るということはポジションなどの原因があってのことなので、これでは根本的な解決は望めませんが、今度の耐久ランまでに、ポジションを正すのは無理ですし、そもそもこの身体、筋金入りの身体での正しいポジションなんて分からないので今回はサポーターで対処。なんとかなってくれると良いのですが。来年に手術が終わったら、どこかでポジションをきっちりチェックしてもらおうと思います。
さて、今日はホイールの空気抵抗の話です。
今まで、スポークの種類とか本数とかの話を絡めながら空気抵抗の話をしてきましたが、どれもはっきりとした数字を出せず感覚的な話でした。しかし、先日Twitterを見てるとflareさんのツイートに面白いリンクがありました。少し前のデータなのですが各メーカーの完組ホイールの空気抵抗のデータです。こちらです。英語ですが、グラフもあるので横文字がダメな人でもある程度分かると思います↓
http://www.rouesartisanales.com/article-15505311.html
詳しくはリンク先を見てもらうとして気になることが・・・私が使ってるホイールALX440SLが中々のデータを叩き出してくれてます。下から2番目の図を見てください。縦軸はPower absorbed at 50km/hとあります。50km/hでのエネルギーロスが何ワットあるのかというデータです。なおこのデータは前輪のデータです。後輪に関しては、ライダーの脚によって空気抵抗が変わってしまうため計測してないようです。
ALX440SLはなんと59ホイール中54位です。下から5番目です。かなり空気抵抗が大きいようです。一方、以前使ってたSHIMANO WH-R561はそこそこのデータを出してくれてます。
この図の上の表を見ると、50km/hでのエネルギーロスだけでなくそのホイールのスポーク本数やリムハイトも出てます。
ALX440SLの前輪は20本で、しかも2.0のプレーンスポーク、対してWH-R561は16本でセミエアロなので、計算的にも正しくデータが出てるようです。やはりスポークが少なかったり、セミエアロなのは重要なようです。
そしてさらに面白いのはエアロスポークは案外、空気抵抗が悪いということ。きしめんのような太いエアロスポークを採用してるMavicのキシリウムがなかなか空気抵抗が大きいです。補足しておきますと、今はここまで空気抵抗は大きくないと思います。というのもキシリウムはモデルチェンジされて、きしめんのような太いエアロスポークは採用されてません。いや、今でも他のメーカーに比べれば太いような気もします。あ、でもそれだったらFULCRUMのRasing0は完全にきしめんスポークです。データがないので断定はできませんが、このデータから推測すると空気抵抗は大きそうです。
スポークの種類による空気抵抗の関係は最後の図を見てもらうとよくわかりますが、やっぱりプレーンスポークは断トツで空気をかき乱すようです。次いで、エアロスポークがきて、オーバルスポーク、セミエアロという順番です。エアロよりセミエアロが圧倒的に空気抵抗が少ないというのは言葉というか字面だけ見ると不思議な気がします。むしろセミエアロスポークをエアロスポークと呼んで、エアロスポークはほかの言い方をすべきのような気がします。実際にここではブレードスポークと呼ばれてます。海外ではそうなのかもしれません。Parkのスポークテンションメーターでもエアロスポークはブレードスポークとなってます。じゃあ、ややこしいのは日本だけ?
なんにせよ面白いデータですが、空気抵抗だけではホイールの性能は語れません。これはあくまで空気抵抗のデータだけなので、実際に使ってみると物によっては進みが悪くて対して恩恵を受けることのできないこともあるのです。そんなこと言ったら、ALX440SLは進みが悪くて、空気抵抗も大きいという褒めるところのないホイールになってしまいます・・・あ、でも軽さは優秀ですよ。持っての軽さだけですけど。
この空気抵抗のデータも面白いのですが、並べてリム重量のデータも見たいですね。後は、トルクをかけた時のひずみのデータとかも欲しいです。それらがきっちり見れると、カタログを見て得られる情報が大きくなるので完組ホイールの選択もしやすくなります。こういうデータがないか色々と探してみます。では、今日はここまで。
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