2013年5月6日月曜日

ジロ・デ・イタリア 2013 第2ステージ

まず、一つ訂正です。
昨日の投稿で選手の名前を間違えてました・・・
最後のスプリントに絡んだ選手はブエではなく、ブアニでした大変失礼しました。


さて、 今日のレースはチームTTでした。
イスキア島で設定されたコースは17.4kmでコーナーも多く、さらにはアップダウンまで多いという非常にテクニカルなコースでした。
ゴール手前には長さ2.5km、最大斜度7%の坂が登場したりと選手はかなり苦しかったと思います。
しかし、昨日とは打って変わって舗装はとても綺麗!
なんでもジロが開催されるということで舗装を新たに敷きなおしたそうです。
1つのレースのためにそこまでするとは・・・さすがグランツールですね。

レースはチーム成績が最下位のチームから順番にスタートでした。
しかし・・・これが今日の運命の分かれ道だったようです。
どうやらレースの前半と後半では風が変わったらしく、後半のチームのタイムが伸び悩みました。
特に、ディフェンディングチャンピオンのヘシェダルを擁するガーミン・シャープや今大会を狙ってるエヴァンスを擁するBMCには非常に苦しい展開となりました。
そのなか実力だけでなく、運にも恵まれたのは優勝候補のウィギンス擁するチームスカイでした。
スタートが前半だったため、風の悪影響も受けずに済みました。
中間計測では暫定トップだったブランコのタイムを20秒上回るタイムで通過。
しかし、その後チームスカイの選手が少し遅れたりしてトレインは最少人数の5人になってしまいます。
チームTTでは先頭から5人目のタイムが、そのチームの成績となるので9人いる中の4人は途中で切り捨てても大丈夫です。
しかし、4人切り捨てて、もし5人の状態のときに一人がパンクやメカトラ、落車などしてしまったら・・・大変なことになります。
4人を犠牲にして走ることでうまく行く場合もありますが、リスクが大きいのでスカイのような安定を好むようなチームにはあまり喜ばしくない展開だったと思います。
すこし心配でしたが、その後もスカイはタイムを落とさず最後まで走りぬけ、ゴールではブランコのタイムを28秒も上回るタイムでした。
普通なら、その後のチームはそれを目標に走るので良いタイムが出るはずでした。
モビスターやランプレは中間計測ではかなり良いタイムでしたが、その後は風の影響からか思うように伸びませんでした。
結局、最後のほうは全てのチームが伸び悩み始め、レースが終わる前からスカイ優勝の雰囲気が・・・で、実際そうなりました。
そして、スカイが優勝したことでマリア・ローザもスカイに渡ったのですが、スカイの先頭で
ゴールした選手が着ることになります。
で、先頭でゴールしたのは今年プロデビューで、初出場のプッチォでした。
しかも彼はイタリア人!
チームのおかげでとれたマリアローザですが、イタリア人としてこれを着て走るのがどれだけの栄誉かという事は想像に難くありません。
もちろん、実際に最終的に着るのは別の選手。
チームのエースのウィギンスの可能性が高いので、彼が最終的に着ることはないでしょうが、このジャージは当然大会側から彼個人にプレゼントされるそうなので家宝になるでし​ょう。
おめでとう!

なお、対照的にとても酷かったチームがありましたw
エウスカルテルです。
もう、最上級カテゴリーのプロツアーチームとは思えないようなぐだぐだゴールでした。
最少人数の5人になってしまって、そうなると誰一人として遅れてはいけないのですが1人の選手が遅れてしまいました。
そうなると本来なら他の4人は遅れた一人を待って何とか5人に復帰して行かなければならないのですが・・・
先頭の4人がまさかの気付かない!
どうもあのチームは外部スピーカーに頼って無線もしてなかったようです。
会場は盛り上がってて、非常にうるさいのでその外部スピーカーの指示も聞こえなかったのか・・・
ゴール直前に気がついたらしく、全員が身体を起こして後ろを振り返る。
しかし、そこには居るはずのチームメイトは居ませんでした。
足を止めて惰性で進み、チームメイトを待つも気付かず捨ててきてしまっためゴールまで来ることはありませんでした。
その結果先頭の4人はチームTTなのに、全員身体を起こして後ろを振り返りながらゴールという中々珍しいゴールになりましたw
話題という意味では悪くありませんが・・・それはアカンでしょうw

というレースになりました。
明日は、いきなりですが中級山岳の第3ステージ。
しかし、上りより下りが心配です。
どうやら道が狭く、ヘアピンカーブも多いようです。
ゴールは最後の3級山岳を越えて長いダウンヒルを終えた後にあります。
大きな落車がないと良いのですが・・・

そして、ハイライト動画ですがどうやらJsportsがあげてくれてるようです。
毎日更新されていくようなのでこちらでチェックすると良いと思います。
日本語だから分かりやすいし、時間がない方もハイライトならさくっと美味しいところだけ楽しめます!

http://www.jsports.co.jp/cycle/giro/movie/

では今日は、ここまで。

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